僕はFocus Goldと赤チャートの両方をⅠAⅡBⅢと持っているので、それぞれのメリットデメリットを比較していこうと思います。
ちなみに青チャートは持ってなくて比べられないので、今回は参加資格なしということで。
内容の深さや広さは赤チャートが上
内容の深さや広さで言うと、赤チャートの方に軍配が上がります。
赤チャートでは、Focus Goldで数行しか書いていないことをまるまる1ページ使って解説しているということがけっこうあります。
例えば集合と命題の章では、4個の集合のベン図は円ではかけないことを、Focus Goldでは4行で説明しているのに対し、赤チャートではまるまる1ページを使って図も交えつつ解説しています。しかも赤チャートでは楕円を用いて4つの集合を表す図もあり、かなり掘り下げています。
他にもFocus Goldにはそもそも載ってすらいない項目が赤チャートにはあったりします。例えば数Ⅲのウォリスの公式はFocus Goldには載っていませんでした。
Focus Goldにしかない項目ももちろんありますが、赤チャートの方が網羅性は高い印象です。
解答の丁寧さはFocus Goldが上
解答の丁寧さではFocus Goldの方が上です。
赤チャートでは途中式が駆け足になっていることがあり、たまに式変形がわからなくなることがあります。
その点、Focus Goldは解答が丁寧に書かれており、わからなくなるという心配はほとんどないです。
デザインは赤チャートが上
デザインは好みが分かれるところではありますが、個人的には赤チャートの方がいいと感じました。
Focus Goldは色合いが全体的に暗い印象で、対して赤チャートは色が明るいです。
それと、赤チャートの方が色を積極的に使っていてわかりやすいです。ただ闇雲に色を使っているのではなく、的確に
CHART 求めにくい極限 はさみうち
みたいな感じで使ってくるんですよね。Focus Goldにも「Focus」という「CHART」に似たものがありますが、「Focus」の内容は黒色で書かれていて目立ちにくいですし、的確さが足りないように感じます。
僕は「CHART」のようなエッセンスを取り出すようなところが好きです。
Focus GoldにはCoffee Breakがある
Focus GoldにはCoffee Breakというコラムがあって、そこには問題の解き方とか勉強の仕方とかの文章が書いてあります。
そのCoffee Breakがかなり良質なんです。
ふとした時に見ると、「ああ、問題の分析が足りていなかったな」とか、「この勉強法ためしてみようかな」とか、いろいろと役に立ちます。
こういったページは赤チャートにはまったくありませんので、Coffee BreakはFocus Goldの大きな強みです。
結局勝者は…
赤チャートとFocus Gold、それぞれにそれぞれの良さがありました。
なので、結論はこういうことにします。
最強の「網羅系」参考書は赤チャート
最強の網羅系「参考書」はFocus Gold
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